イタリア人の英語がイタリア語に聞こえる
こんにちは!パソコンが生き返ったbBです
ついに2020年シーズンの新マシンが発表され始めた今週ですが、皆様いかがお過ごしでしょう。私は自分の旧式Mac Book Proと格闘しており、しばらくスマートフォンからの投稿を余儀なくされていました...
さて目次です
SF90のシンカ
イタリアの豪華なホールにて、遂に発表されたフェラーリの2020マシン。その名SF1000
いやあ、放送見てたんですがイタリア訛りの英語の時は頭が混乱しましたね。英語の単語なはずなのに別言語に聞こえた...
さて今シーズンでF1チーム史上初となる1000レース目を迎えるフェラーリがその名を冠し、満を持して発表したマシンです
SF1000
ぱっと見でSF90の進化系と一目でわかる見た目をしており、第一印象はかなり安牌を踏んだといった感じ
さてその元コンセプトとなったSF90ですが皆様ご存知の通り、名マシンであり迷マシンでもあった、そんな2019年シーズンのF1マシンです。一昨年のSF71Hとは大きく変わってみえたそのマシンコンセプトは、シンガポールGP以後を見れば"間違いではなかった"ことはわかります。しかしその真価を発揮するまでに、チャンピオンシップから大きく遠ざかったと言えるでしょう
まあ正直F1 2019第二戦バーレーンGPでは、ルクレールが予選から凄まじい速さを見せていたので、正直その後のPU信頼性上昇アップグレードが、致命的な実質的ダウングレードだったのではないかとも思ってますが.......それはそれ。コーナーでの致命的な遅さと、さらなる脱出の遅さはフェラーリの苦戦を呼びメルセデスの独走を許しました
そんなこんなで夏休み明けまで「今年のフェラーリはもうダメだ」と思われていました、というか私は思ってました
しかし夏休み明け、ベルギーGPで悲劇のF2事故の翌日、親友の想いを背負ってルクレールが勝利を収めると、続イタリアGPでも連続勝利を収めます。ストレート区間でのアドバンテージと、その圧倒的な加速力を活かした走りはまさにSF90の真骨頂と言えたでしょう。しかしその真価はまだまだ全てを見せたわけではありませんでした
SF90後期型(シンガポール以降)
つづくシンガポールGP。勢いに乗ったフェラーリと言えど、それまでの全戦でSF90が苦手としていた低速コーナーが多くあり、そのタイトな市街地コースでは苦戦が予想されていました、が
それを覆したのがイカヒレ型に近いノーズ下を備えたフロントウイングを導入した空力アップグレードでした。これによりそれまで不足していたダウンフォースを得てマシンバランスを大幅に改善、下馬評を覆してセバスチャン・ベッテルが優勝します(なおチーム内)
やっと、やっっっっっっとフェラーリがSF90を自分のモノにできた瞬間でした。時すでに遅しとはいえ、その飛び抜けた直線アドバンテージとコーナー脱出の加速は他チームを脅かすに足りるものだったと言えるでしょう
まさにSF90の真価が発揮された瞬間だったとも言えます
まあそのマシンの性格の豹変ぶりといったら......誰しもが驚いたでしょうし、個人的にはシンガポール以前と以後で、前期型、後期型とも言えるくらいの変化だったと思っています
SF1000はもう一つあるのか
そのSF90のエッセンスを余すことなく取り入れて見えるSF1000
活躍は間違いないとも思えるのですが、以前こんな噂がありました
2021年シーズンからは資金上限が課されることになっており、現行レギュレーションにて勝ちを目指す最後のチャンスでもあります。そのためには全ての手を尽くす、あり得ない話ではないと思います。またこれが誤報だったとしても、もうひとパターンの空力パーツを持ち込むというのは現実的と言えるでしょう
細身のノーズが主流に見える新マシン発表の数々、フェラーリも細身のノーズを取り入れる可能性は充分にあります
高度な情報戦?
とまあ考察していきましたがこれが楽しい。けれど意味がないことかもしれません、楽しいからええけど
真っ先に新型マシンを発表したフェラーリ。先に情報を出すということがどういうことか理解した上での発表でしょう。一ファンとしては個人的に昨年型に近いこのマシンは他チームへの牽制かもしれないと思っています。いわばダミー...いや、スケープゴートかしら?羊の皮の先にまだ見ぬSF1000の真の姿があるかもしれません
新車発表の情報は75%に過ぎないでしょう。2/19から開始される公式テストにて、やっと本来の姿が見れる......と思っています。まちきれねえな...
今日はこの辺で、ではまた!